おすすめ漫画『宇宙の卵』を最新話まで読んで、あらすじまとめ【ネタバレあり】について紹介します‼
世界を覆いつくす暗闇の原因となった一つの卵。その独特の世界観と描写で読み手を魅了しているのは2022年7月に少年ジャンプ+(プラス)にて連載が開始された超話題漫画!
新時代SF漫画『宇宙の卵』
漫画の絵についてはそんなに好きと言えるものではなかったのですが、ストーリー展開やその漫画の世界観をみていくと、むしろこのような絵のほうがいいかもしれないと思うようにもなりました。
それほど、物語に引き込まれていくし、多面的な構造もあるので、これからどんな展開へとすすむのだろうとすごく期待感も持てる漫画です!!
でも、まだ読んだことのない人は、最新話までどんなストーリーなのか、どのようなジャンルなのか等、読む前にあらすじ【ネタバレあり】を知っておきたいと考える人も多いはず。
そんな方々に『宇宙の卵』を最新話までのあらすじまとめ【ネタバレあり】について紹介していきたいと思います。
そのため‼
これから先は漫画『宇宙の卵』の最新話までのネタバレも多少ありますので、知りたくない方はこの記事を読み続けないよう注意してください‼
逆に興味のある方々には、このまま読んでもらうと、『宇宙の卵』がどのようにおすすめなのかわかるようなものになっているはずです‼
それでは、漫画アプリ少年ジャンプ+にて連載開始されている漫画『宇宙の卵』の最新話までのあらすじまとめ【ネタバレあり】について書いて魅力を伝えていきます‼
漫画『宇宙の卵』とは?
今回紹介している漫画『宇宙の卵』についてですが、2022年7月に少年ジャンプ+(プラス)にて連載が開始しており、また隔週の土曜日に連載されていくことにもなっております。
そして作者は程野力丸先生で、先生の描く『宇宙の卵』は、『チェンソーマン』の藤本タツキ先生も一定の評価しており、描かれた世界観や倫理観などに魅力を感じられ、次の展開が非常に期待の持てる漫画となっています!
内容については後で詳細を記載していきますが、新時代のSF漫画として、現在も続いていますがストーリー展開的には未知なもので予測不能!
画力については少し意見もあるようですが、この漫画の世界観を表すうえで意外と丁度よくなっているかもしれません!
少年ジャンプ+で土曜日に更新されている漫画の中でも、閲覧数は上位にランキングされており、多くの人から興味を持たれている作品です‼
最近、『宇宙の卵』見た後に『筋肉島』を見てストーリーのギャップに悶えてます
あらすじなどまでまとめたものはこちらをどうぞ↓↓↓
最新話までのあらすじ【ネタバレあり】まとめ!
漫画『宇宙の卵』を一気に読みたいと思っても、漫画アプリのポイントがない、最新話までは簡単にストーリーを理解したい、と思う人もいるはず!
そんな方々のために!
ここからは1話毎の要約を紹介していきます!
第1話「累卵」
貧しく飢えていた日本人の少年ルイ。フィリピン首都マニラにてゴミや鉄くずを拾い、換金して生計立てていた。貧者の選択は3つだとルイの隣にいた少年は言う。盗むか、死ぬか、ただ生きるか。そして自分はこれから盗みのグループに入ることを告げ、ルイにお前も来るかと誘うも、自分には夢があるからと断る。
地道にゴミを拾い、お金をもらおうとするが、日本人であるルイは現地のフィリピン人から嫌われており、お金や米も十分にもらえない。
それでもルイはすでに亡くなったじぃちゃんと話していたことを思い出す。
ルイを日本にも送ってやれず、何もしてやれなかった、そして一番の悔恨は学校に行かせられなかったこと。教育こそが事象を変える唯一の手段だというじぃちゃんの話を信じ、その後学校に行くために1500ペソまで毎日貯めるいう目標を立てて日々頑張っていたのだった。
約5年をかけて1466ペソまで貯めて、目標までもう少しとなったある日、盗みのグループがルイの家に現れる。新入りと言われていた少年は、以前ルイを誘った少年だった。暴行を受け、貯金を盗られたルイは、「5年をかけて貯めた金」を盗られたっていうただの事象…と言い聞かせるが、これから再度貯めても5年後には19歳、学校に入れる歳ではないと悟る。
そのときゴミ山を歩いていると一つの銃を見つけてしまう。
自分が生きていてもこのゴミ山が少しきれいになるだけ
自分にとっては生きるも死ぬもほとんど同じ事象なんじゃないかなぁ
絶望の中、ルイはその銃で自死を図る。…が、弾は入っておらず、いくら引き金を引いても死ぬことはできなかった。
再び絶望と空腹で倒れている中、ふと目の前に黒い岩のかけらとその中にはまった白い卵を見つける。
手に取って食べようかと考えていると、卵はその手を滑り落ち割れてしまう。と、そのとき突然の暗闇がルイとその周辺、さらには世界を覆いつくした。
1939年第二次世界大戦、1945年ヤルタ会議、その世界史に並ぶ出来事となった、
1959年宇宙の卵 破裂
7日間で人口の約2割である5億7千万人が死亡、その後生き残った人類に「宇宙の力」が発現。
「宇宙の力」とは生物を圧潰する力、人をも手にかけず殺すことができる力だった。
黒い物質を身に受けたルイは、卵のかけらを手にしていたことに気づくも、その後激しい頭痛や気絶、嘔吐を繰り返して倒れた。
…しばらくして目を覚ますと、青年が隣に座っており、ルイに話した。
落ち着け、ここは学校だ。
第2話「丸い卵も切りようで四角」
自分はなんてことをしてしまったんだ
ルイは後悔の念を持ちながらふと目を覚ますと、目の前には2人の男性の姿が。
怯えた2人から突然目隠しをされ、拘束されて連行されそうになる。そこにルイを助けた青年がその行為を止める。さらにそこへ年配のシスターも現れ、ルイの拘束を解いた。
日本人に対して悪意を持つフィリピン人たちは、ルイを外に追い出すべきだと主張する。あの「力」に気づいたらどうするんだ!…と。
それに対し、青年は日本人だからという理由で子供を見殺しにするのか、生気のない表情のルイは人を殺す顔に見えない、むしろあんたらが子供を殺そうとする残忍な顔に見えると言う。
そして、シスターがいったん落ち着くように皆を諭し、その場を治めた。
青年の名はアンヘル、シスター姿の女性は校長で名はマルシア。
2人に助けてもらえたにも関わらず、この事象は自分が引き起こしたものだと罪悪感でいっぱいになっていた。アンヘルからルイの話が本当だとしても、ただの被害者の一人だと慰められ、落ち着くルイであった。
ー黒い物質による被害が生じた後、さらに世界各地で治安が崩壊するきっかけとなったのが、「宇宙の力」だったー
ルイの生い立ちを聞いたマルシア校長の許可により、ルイはこの場(学校)で暮らすこととなるが、備蓄がなくなっているため、アンヘルと2人で外に買い出しにいくこととなった。
ここでアンヘルから「肉眼で見るだけで人を殺せる力」が人間に備わっていると聞く。疑心暗鬼だったルイだったが、道中に人が玉のように潰れていく様をみて恐怖する。
そして潰した人物に2人は見つかってしまう。
第3話「探卵之患」
ルイとアンヘルを脅す人物は、2人に走るな、金を置けと要求す。
しかしアンヘルはすぐさまルイを連れて逃げ出した。自分たちも潰されて殺されるかもしれないのに逃げ出すことに疑問をもつルイだったが、反対に脅してきた人物が潰れていった。
アンヘルの仲間とみられる人物が潜んでいたところから殺害したとみられ、無事2人を逃がすことに成功した。2人の人の壮絶な死を目の当たりにしたルイは混乱した。
動揺するルイをしり目にアンヘルは「あの力」についてルイに伝えることとした。
人を潰す「力」はみんな使えること
「力」は殺意とイメージを持って相手を見つめるだけで発動すること
見つめていると4~5秒後に相手は潰れること
アンヘルは続けて「力」を使う感覚を教えていくが、動揺したルイは知ることを拒否する。そんなルイにアンヘルは怖い気持ちだけではなく、「力」について知る必要があると諭す。
「力」には3つの特性がある。生物以外に行使できない、行使するときは体を動かせない、3秒後から対象は潰れだすということだった。
目的の場所では、人が殺し合った残骸でひどい景色となっていた。行き先を変更した先にはアンヘルをリーダーと呼ぶ人物がおり、そこで食料をわけてもらった。
大勢の人の死体を目の当たりにしたルイは無事に帰りついても精神的にも肉体的にもひどく疲弊してしまった。その日の夜、死んだ祖父とのことを思い出していた。
理不尽にも2人の家に石を投げつけられ、恐怖に怯える幼少期のルイ。
そんなルイに祖父は事象を変えるには事象の仕組みを知ること。仕組みさえわかればいつか事象は変えられると話すのであった。
翌日、目を覚ましたルイはアンヘルの元に行き、脅されたときに走った理由がわかったと話す。
前方に曲がり角があり3秒以内に相手の視界から消えられると判断したから、「力」を使って居tる時は動けないから相手も追ってこれないこともわかっていたから、全てを知ってたから脅しに屈しなかったと。
そしてアンヘルとマルシアに勉強を教えてくださいとお願いをする。事象を解明するために世の中の知識が必要だから。
ルイのお願いを了承した2人はルイに勉強を教えるようになっていたが、そんなとき学校内に侵入者が現れた。
侵入者は国防次官であり、そして人民解放軍の若きリーダーであるアンヘルと緊急の話し合いをしに来たとマルシアに話したー
第4話「コロンブスの卵」
国防次官は解放軍リーダーのアンヘルに話し合いを求めた。
人民解放軍とは政府を倒そうとする人民のあつまり…そうルイは祖父から聞いていた。
「力」を乱雑されるようになって何日も経っており、その間動いてなかった政府に対して、アンヘルは敵意むき出しに。
話し合うためにきたと強調する国防次官は、現時点までの「力」の現況を話し始める。
・毎日250人以上の国民が「力」によって殺されていること
・火炎瓶で小火をおこし、火を消しに来た家主を「力」で殺す強盗がいること
・地中に隠れて無差別殺人を行った者もいること
4秒以上止まって見つめるだけで相手を殺せる恐ろしい能力…しかし政府が一番恐ろしいと感じていることは
誰が殺したかわからないという点。
これはアンヘルも気づいていた。
政府はその対策として、
国中に兵士を配置し、全国民に対して監視体制をとることとした。ここで問題となるのが敵対している解放軍。
兵士の所在を明かし、政府を無防備にするため、解放軍に停戦協定を申し込むことで、攻め込まれないようにすると考えていることを伝えた。
監視体制だけで防げるのか疑問を伝えるルイに対し、建物の2階以上を立ち入り禁止、外出可能な時間の設定や住居からの殺人を防ぐため、通路の両側に塀を立てること、そして監視をする兵士一人一人に裁量権を与えると説明。
政府の示した対策にアンヘルは理解を示す。
話し合いを終了し立ち去ろうとする国防次官に対し、ルイはさらに提案をする。
視界を限定するゴーグルを作成し、全員が着用することで「力」の行使の制限と意思表示をする、また監視する兵士の中にダミーをいれるなどして犯罪防止を行う。
ルイの提案に検討の意思を示し国防次官はその場を去った。
その後ラジオにて共同声明が発表されたー
街は落ち着きを少し取り戻し、外出可能な時間に列となってルイとアンヘルは再び食料の調達をしていた。
学校にいる人数分の食料を調達した2人に対し、ある男性が貰いすぎだと難癖をつけてきた。外でもめ事を起こすと問題となるため、言い返すのを抑えるルイだったが、男性の言動と行為は徐々にエスカレート。
その発言を近くで聞いていた兵士が、残虐性があると判断し、男性に対して「力」を行使した。
再び近くで潰れた人間を目の当たりにしたルイであったが、今回はその過程で何かに気づく。
「力」の仕組みみたいなものに。
第5話「啄木鳥の子は卵から頷く」
ルイは人がつぶれる瞬間を見た
体の中心に表れた黒い点に引き寄せられるように手足が折れ曲がって潰れていく
ー強力な引力は時空を歪ませるー
「力」の正体は体の中心へと向かう引力ではないか
そして黒い点が「力」の仕組みを握っているのではないかと疑った
ふと窓の外を見ると、学校の門のあたりにふらふらとして倒れている少年を見つけた
脱水症状に栄養失調、捨て子ではないかと考え、学校で様子みることとなった
名前はイムノ…3~4歳程度には見えるものの、名前以外は話すことが出来ない
そして不思議なことにルイの持っている卵の殻の欠片が気になっている
その日、ルイはアンヘルに「黒い点」について政府に伝えるべきではないかと話す。考えにくい説ではあるが、政府が可能性として考えていくれるだけでも無駄にはならないのではないかと。
そこに校長が自分の知り合いの学者の一人に政府とつながった人がいると話し、アンヘルとイムノを残し、ルイと二人で会いに行くこととなった
道中、校長はその学者の人物について話す。名前をナチョと言い、学生時代に飛びぬけた学力と人徳のある人物だったー
そしてナチョの家の門を開けると、
そこには玄関の前に潰れて死んでいる人物がいた
ルイはすぐさま避難を促すし、しばらく様子をみつつ、その死んでいる人物と周囲を確認した
死んでいる人物はやはりナチョであり、家には火炎瓶の残骸があった
国防次官が以前ラジオにて説明していた通りの犯行であったため、ルイは賢い人物が同様の犯行を受けるものだろうかと疑問に思いながら、ナチョの家の中を探索した
家の中は荒らされていた形跡と研究成果を示す大量の資料が残っていた
力に関する報告書によると、正体は宇宙を構成し質量と引力をもつ「暗黒物質」の可能性が高く、全世界を覆った暗闇がその物質であり、今も空気中にその「暗黒物質」が大量に散らばっており、人間の何らかの作用によって一点の物質の放つ引力によって人間が潰れる…といった仮説だった
そして、その大量の研究成果を失わせたくなかったナチョは、犯行手口に気づいていたが、自分の命を捨てても資料を守りたかったのではないかと校長に話し、二人は静かにその場を去った
降りしきる雨の中、二人は学校に戻ると…
学校の外には何人もの潰れた死体が転がっていた
二人は学校の中に入ったが、そこにはアンヘルと、彼の腕の中で泣きじゃくるイムノの二人の姿だけとなっていた
第6話「卵の四角」
すべては突然起きたー
アンヘルはルイと校長に静かに話し始めた
学校内にいたのはアンヘルとボールで遊んでいたイムノ、そしてそれを蔑むように見ていた数人
するとそのうちの一人が突然何者かに潰された
アンヘルは外から覗いている者がいることに気づき、すぐにカーテンを閉めるが他にも数名が犠牲となった
盗みのグループと思われる門たちから校舎は囲まれ、食料をおいて立ち去るよう要求される
校舎のすべての窓を隠し、密室状態にして立てこもることで交渉につなげようとしたアンヘルだったが、外から悲鳴と人が潰れる音が響き渡る
隣には笑顔でポーズをとるイムノ
その後も中まで響き渡る音とポーズをとるイムノを見たアンヘルは、外に潰れていく人を確認することで、イムノが中から外を確認することなく潰したと確信した
校舎を包囲していた盗みのグループは全員動かなくなったが、校舎内にいた者たちはイムノに恐怖心を抱くようになった
殺されるぐらいなら先に殺すか…そのような空気にアンヘルは子供に危害を加える者は絶対に許さないと強い口調で訴えた
そして、アンヘルとイムノを残し、他の者たちは全員教会へ行くと言って立ち去った
泣いているイムノだったが、アンヘルから二度と力を使うなと叱られたからだった
力を使うことは本人にとって遊び感覚だったかもしれないが、悪いのは制御を教えなかった大人のせい…
そう考えるアンヘルと校長
ルイはイムノにどのようにして力を使ったのか問うと、
イムノが紙に書いたものは、空気中に見えていた黒い点の集合体とそれらに囲まれるようにしてあった卵の殻
その絵と説明で、「力」は卵の殻がカギであったことに気づく
そしてルイは再びゴミ山へ向かう
第7話「卵の殻で海を渡る」
下着一枚でゴミ山へと帰郷したルイ
ー「力」は卵の殻が鍵だということに気づく
なぜなら卵から出てきた暗黒物質は、世界中のあらゆるものを通り抜けて広がったのに、卵の殻からはルイが落として割るまで出てこなかったから
ルイは卵の殻をさらに探しにゴミ山へ向かうことに決めたー
アンヘルたちには3日以上戻らないときは殻を研究者に届けることを告げた
殺される理由さえなくせば安全なはず
そう考えたルイは下着一枚でゴミ山へ向かうことにした
ゴミ山へ向かう道には異臭とそこら中に転がっている遺体の数々
そして後ろの陰からぞろぞろとルイを監視する者たちもいた
ルイの元いた場所につき、じいちゃんの墓参りもした
そして再度ゴミ山に立ったところで、あの日、自害しようとして使えなかった銃と、近くに遺体を見つける
その遺体はルイの金を盗んだ盗みのグループのリーダーだった
ルイは遺体を土葬していると、後ろからなぜそんなことをするのかと声が聞こえた
振り返ると、そこにはルイの金を盗むことを企てていた少年だった
盗むか、死ぬか、ただ生きるか
金を奪ってもやってることは同じ、盗んでもただ生きて死ぬだけで結局変わらなかったと少年は言う
お前はどうなんだと問われたルイは、死ぬことを考えていたが、今は生きることしか考えていない、やり遂げるまでは死ねないと決意を伝える
暑い日も雨の日も、休むことなくゴミ山を漁るルイだったが半年以上前の物で痕跡が何もなかった
絶望しその場に横たわるルイだったが、陰からそこらへんで地滑りが起こったことがあると声が聞こえた
その声に反応し、探す場所を変えると、ついに卵があった黒い石板を見つけ、その下に卵の殻が残っていた
ふらふらになりながらも黒い石板と殻を持ち帰るルイだったが、建物の陰から監視していたスラム街の住民に捕まる
大事そうに抱えるものが貴重なものに違いないとルイから奪おうとしたが、そこに現れたのが先ほどの少年だった
それはただの石だ、監視役の俺を信じろといって、ルイを逃がしたのだった
最後に、奪った金を無駄にして悪かったと謝罪もして…
第8話「卵で塔を組む」
卵を囲んでいた石を持ち帰ったルイは必死に調査をすすめる
そして石も卵も宇宙から来た隕石と結論付ける
しかしアンヘルに殻について政府と掛け合うことをお願いしていたが、政府は全く聞く耳を持たない
信じてもらえぬ現状であったが、ルイは自分の信じているものは自分で研究しようと決意する-
半年以上経過し、ルイは研究を続けていたが、依然として1000人殺しのホセマリアを政府は捕まえられず、そして姿を見せずにいた
そして、街の活気も戻ってきて、経済活動本格再開とした日に突如異変が起きる
電子顕微鏡を校長の伝手で譲り受けに出かけたルイとアンヘルだったが、突然悲鳴を聞く
大勢いた人々が次々に潰され、人々は混乱し、住民同士も殺し合いが始まっていく
人ごみの中で力は使いにくいはずなのにどこから…?
そんなとき高所にある時計台からポスターが大量に落ちてきた
「ホセマリアここにあり、次は大統領を…」
大統領は自身の身を案じ、閣議室に籠ろうとしていたが、食事中に簡単に殺害される
速報を聞いたルイとアンヘルは屋上に立ち入ることが許されて、警備が厳重な大統領を殺せるのは兵士しかいないと最悪なパターンだと考える
1960年代前半、世界各国で国家の崩壊が始まる
第9話「鳴く雌鶏は卵を産んだ雌鶏」
ホセマリアの正体、それは国軍中将であったと新聞記事でわかることとなった
情報統制にも失敗し、国への不信感が上がり、さらに国軍は危険な組織とメディアも煽る
そんなとき、解放軍のアジトも襲撃にあったと報告を受ける
市民、大統領、解放軍、国軍すべてを襲い、社会を混乱させていくホセマリアに、アンヘルはホセマリアを殺すしかないと決意する
目撃情報すらない状況だがどうするのかと疑問にもつルイであったが、アンヘルには今が最大のチャンスと考えがあるようだった。
そして夜、ある屋上で火炎瓶を投げようとする人物を包囲することに成功する
第10話『卵を割らずにオムレツは作れない』
ホセマリアがそこに現れると言える理由
自己顕示欲が強くプライドが高い
そんな人物が国民全員を殺すと宣言し、家に引きこもっているのに実行するためには…
過去にも行ったことがある、火炎瓶を使用し住宅街に火事を起こすはず、木造の多い郊外でかつ見渡せるような高い建物の屋上に現れるはずだ、そうアンヘルは考えた-
そして2人の予想通りの場所にホセマリアは現れる
アンヘルは力によってホセマリアを腕を潰し、降伏するように伝えるが、一瞬の隙をついてアンヘルの視界を遮ると、次の瞬間近くにいたルイが捕まってしまう
ルイはアンヘルに力を使い、自分ごと潰すように伝えるも…
第11話『卵翼之恩』
ルイはアンヘルに自分ごと殺すように言うも、
アンヘルはホセマリアに負けを認め、逃がす代わりにルイを離すよう伝える
もし力を使えば近くにいる味方が銃で撃つとしていたが、
出口付近で、ホセマリアはそれでもお構いなしにアンヘルに対し力を使った
ルイは絞め落とされており、その場から離れることができなかったのだ
味方が銃でホセマリアを数発撃ち、そのまま階段から転げ落ちていくも、アンヘルは潰れてしまった
ルイが目を覚ましたときには、アンヘルはすでに虫の息
引力が強い場所では時空が歪んで過去や未来が見えるという教科書について二人で話していたことを思い出し、
ルイに良い未来を見たと告げて息絶える
それから1年以上が経った
相変わらずルイは力についての研究を続けており、力は半径約10㎞以内の暗黒物質を集約し引力を発生させていると結論付けることができていたが、そんなとき取り逃がしていたホセマリアが再び動き始めたと情報を聞く
そしてルイは、報告書を書き始めた
宇宙の卵の仕組みとその解決方法について
最終話『鶏が先か、卵が先か』
ルイの報告書の内容
それはこれまでのルイの体験と宇宙の卵の出会い、そして力を無くす方法について記されていた
宇宙の卵の殻と同じ成分でできた箱を作ることさえできれば、この世界から力はなくなる
箱の中に暗黒物資を閉じ込め、それを大量に繰り返して地球上の暗黒物質の濃度が下がり、やがて消えていくということだった
報告書を書き終えたルイだったが、その朝にホセマリアが襲撃を始めたと知る
小型の風船爆弾による大量殺人
そして他にも次々と殺人を犯していたのであった
ルイは原稿と研究資料などを校長に託し、ホセマリアの元へ再び行くことを決意する
安全かつ効率的な殺人を犯すホセマリアの行動を予測することで、ついに相対することに成功する
ルイは以前アンヘルからもらった銃を手に取り、ホセマリアに向かって発砲した
玉はホセマリアに命中していたが、防弾チョッキを隠し着ていたホセマリアには致命傷とはならず、事前に置いていたクッションに向かって飛び降りる
しかしルイはお構いなしに自らも飛び降り、自分ごと潰れることを覚悟して至近距離で力を使った
強い引力により時空が歪む…
1966年、ルイの報告書通りの方法によって、宇宙の力は誰にも使えなくなった
そんな平和な世界となった良い未来が見えて、ルイは泣き微笑みながら旅立った
おすすめ漫画『宇宙の卵』を読むためには?
漫画『宇宙の卵』は現在漫画アプリの少年ジャンプ+で隔週土曜日に連載中です。そのため『少年ジャンプ+』から入れば、第一話など無料で読むことが可能です!今後の展開も含めてぜひ継続して読んでいくことをおすすめします!
単行本についてですが、2023年1月4日に発売されることが発表しています。
また、このほかにもジャンプ、ヤングジャンプのおすすめ漫画など紹介しているのでこちらもどうぞ!!
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