二刀流でアメリカを、そして世界を圧倒している米大リーグ・エンジェルス所属の大谷翔平選手!
漫画の世界のような話に驚かされますが、その漫画の世界で大リーグを舞台に二刀流大谷選手のような活躍をしたのが漫画『MAJOR』の主人公である茂野吾郎!
2人の共通点は多く、漫画の世界が現実のように感じられます!
そしてついにWBCで世界一となった日本と大谷翔平ですが、茂野吾郎はどうだったのか!
なつかし漫画『MAJOR』について、両者の徹底比較もしながら紹介をしていきたいと思います!
なつかし漫画『MAJOR』について
なつかし漫画『MAJOR』は週刊少年サンデーにて1994年から2010年まで全747話まで連載され、単行本は全78巻で野球漫画としては長く人気を保ち続けた漫画であり、現在週刊少年サンデーではMAJOR2ndも連載されております。
漫画『MAJOR』の主人公は茂野吾郎(旧姓 本田)であり、『MAJOR』は吾郎の幼少期から成人となるまでの野球人生を描いた作品となっています。
吾郎は幼い頃に母親を病気で亡くし、プロ野球選手である父親本田茂治と過ごしているところから物語は始まる。その父親もピッチャーだったが、怪我をしてしまい、野球人生を諦めようと考えるところまで落ちてしまったが、息子の吾郎のために奮起し、高校時代からの友人の茂野英毅からの助言もあり、打者として再起!
元々打者としての才能の方が強かったため、その後1軍で大活躍をしていくが、米大リーグにいたギブソンと対戦中に死球を受け、頭部を負傷しその夜に帰らぬ人となってしまう。
両親を亡くした吾郎だったが、吾郎の幼稚園の先生であり、父親と婚約していた星野桃子が母親として吾郎を引き取ることとなる。
小学4年生となった吾郎は地元の三船リトルに入団する。かつては強豪だったチームも、吾郎が入団する頃には弱小チームとなっていたが、吾郎の力と仲間との友情と努力により、全国でも強豪の横浜リトルに延長の末に勝利するほどとなった。
その頃、故本田茂治の友人であった茂野英毅と吾郎の母親の星野桃子が結婚することとなり、吾郎は茂野吾郎となった。そして、父親となった茂野英毅はその年に横浜から福岡に移籍することとなっていたため、吾郎も福岡へ引っ越し、チームメイトとは別れることとなった。
中学3年生となった吾郎は、父親が再び福岡から横浜へ移籍したため、戻ってくることとなり仲間とも再会したが、福岡のリトルで右肩を壊してしまっていた。しかし、父親の助言もあり左投手として再起し、さらに実力を伸ばしていく。
高校では強豪校の海堂高校へ入学して実力を高め合っていったが、高校側の方針に対立することもあり、また技術を高め合った仲間と対戦したいという熱い気持ちもあり、海堂高校を中退し、野球部のない聖秀学院高校へ入学し、打倒海堂高校を掲げ、仲間と切磋琢磨していく。
高校最後の大会において、海堂高校との対戦で惜しくも勝利を逃した吾郎は、その後プロ野球へのオファーもあったが、かつて父親を亡くした際に投手をしていたギブソン選手が、現在も米大リーグで現役として出場しており、インタビューで吾郎をここで待っていることをほのめかす発言をしているのを見て、大リーグへの挑戦を心に決める。
マイナーリーグからの挑戦となった吾郎だが、ここでも壁にぶち当たりながらも、不屈の精神で立ち上がる。ライバルとなるジョー・ギブソンJr(ギブソン投手の息子)に敗れることもあるが、リベンジを誓って己を鍛えていく。3Aのバッツというチームで戦う吾郎はストッパーとして活躍し、チームもプレーオフ決勝に進出するなどします。
その後、オフには野球W杯が始まり、メンバーではなかったものの、メジャーリーガーのコジローと松尾の推薦もあり、メンバー入りを果たした。W杯決勝ではアメリカ代表対日本代表となり、アメリカ代表であったギブソンと吾郎は投げ合ったが、延長の末、最後の最後に吾郎はギブソンJrに満塁ホームランを打たれて敗れてしまう(大谷翔平は最後の最後に同じチームメイトでメジャー最強打者トラウトを空振り三振!)。
その試合の後は初めてイップスとなってしまった吾郎でしたが、苦悩の果てに野球がただ好きだから走り続けるだけなんだと、吾郎らしい答えに辿り着き、見事に克服を果たします。
この頃プライベートでは幼馴染の清水薫と結婚し、子供を授かったタイミングでチームはワールドシリーズへと進みます。対戦相手というのはギブソンが監督であり、選手にはギブソンJrが4番であるレーダース。吾郎のチームメイトには幼少期に吾郎が野球を教えた佐藤寿也もおり、ともにチームを優勝へと導く。
世界一となり、また30歳を過ぎ、2児の父親となった吾郎だったが、再び肩を壊してしまう。懸命にリハビリを続けたが、球団から解雇を言い渡される。コーチなどの打診もあったようだが、吾郎はかつての父親のように野手として再起することを決め、日本へ帰国する。
そして、努力に努力を重ねた吾郎は娘と息子の見ている前で、野手としての復帰を果たし、またその試合でホームランを打ち、最高の野球選手となった。
漫画『MAJOR』の主人公:茂野吾郎(旧姓 本田)
吾郎は幼少期に両親を亡くすという、大変悲しい時期を過ごしましたが、むしろ腐ることはなく野球を通してポジティブで後ろを向かない性格であります。
また、両親を亡くしましたが、代わりに幼稚園の先生であった桃子や亡き父親の友人である茂野の深い愛情により、生意気な面もありますが、素晴らしい青年となったと言えます。
しかも、小学生の頃に肩を壊し、自分の人生のすべてだった野球を奪われそうになっていたのに、助言があったとはいえ、左投げに転向し諦めずに取り組む姿は、とても小学生とは思えません。
スポーツ選手については技術面だけではなく、メンタル面も一流とならなければならないと言われますが、吾郎についてはその面もすばらしいものがあります。
吾郎の名セリフ
「他人にやらされてた練習を努力とは言わねぇだろ」
「できるかできないかじゃねぇよ。男なら、やるかやらねぇかのどっちかしかねぇだろうが」
「俺は自分の手で引いたレールの上を、自分の足で駆け上がっていきてぇんだ」
「オレが理想とする究極のプレーヤーは…打って走って守れ…そして三振もとれるプロ野球選手さ」
スポーツ選手として憧れを持ちたくなります。特に最後のセリフなんか、まさに現在メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手のことなんじゃないかなと思います!!
米大リーグ・エンジェルス大谷翔平選手の2022年までの通算成績
ここで、大谷翔平選手の2022年までのメジャーリーグにおける通算成績をのせます。
投手
防御率:2.96
勝利数:28
奪三振数:441
打者
打率:267
本塁打:127
打点:342
盗塁:66
茂野吾郎と大谷翔平の徹底比較!
茂野吾郎は、感情を全面に出し、熱いプレーと一つ一つのことに全力を出すタイプです。対して大谷選手は、テレビで見てわかる範囲ですが、投手の時は投球後に吠える姿や審判への不満姿も見られ、投手吾郎と変わらない熱い気持ちが見えてきます。
しかし、打者大谷選手は感情を出すことはなく、冷静な判断を心がけているように思え、投手の吾郎と大谷選手は似ていますが、打者の吾郎と大谷選手は真逆のように感じます。
茂野吾郎のメジャーでの個人成績面(漫画での成績)で言うと…
茂野吾郎
最高球速164キロ 球種ジャイロボール、ジャイロフォーク
○最多勝 2回
○最優秀防御率 3回
○サイ・ヤング賞 2回
○セーブ王 2回
○ワールドシリーズ制覇 1回
投手でのタイトルを多く獲得しています。特にサイ・ヤング賞を2回!とっているにも関わらず、セーブ王を2回!その他にも最多勝に最優秀防御率を複数とっており、メジャーを代表する投手となっていることがすぐにわかります。
サイ・ヤング賞とセーブ王をそれぞれ複数取ってる人とかいるんでしょうか…。やはり茂野吾郎は只者ではない。
対して、大谷選手の成績は⁈
2021年シーズン
投手大谷
防御率:3.18
勝利数:9
奪三振数:156
打者大谷
打率:257
本塁打:46
打点:100
盗塁:26
2022年シーズン
投手大谷
防御率:2.33
勝利数:15
奪三振数:219
打者大谷
打率:273
本塁打:34
打点:95
盗塁:11茂野吾郎のメジャーリーグでの通算成績は出ていないので、残念ながらその比較はできません。
投手としてのタイトルだけでいうと、サイ・ヤング賞やセーブ王などを複数回取っている時点で、これまで現実にいたどの日本人投手でも達成できなかったタイトルを獲得しており、吾郎の最高球速は164キロですし、むしろ現在のメジャーリーグでの屈指の投手、デグロム投手級であると言えるのではと個人的には思っています!
対して大谷投手としてはまだまだこれからなのですが、球速など能力に関しては吾郎とあまり変わりがありません!ただタイトルに関しては打者をしながらでは難しく、その点は吾郎には敵わないかもしれません。
しかし、2021年シーズンの大谷選手の成績は吾郎にはない、打者としての成績がずば抜けています。ホームラン王も手の届くところまできましたし、打者としてすでに超一流となったと言えます!
また大谷選手の場合は盗塁も多くできるぐらい足が速い!これは吾郎にはない武器です!
さらに!2021年シーズンの満票でのア・リーグMVPとなりました!これはシーズン1の活躍をしたということで、票を入れた人の話では打者と投手両方での活躍で認められたのかとは思われますが、今後複数回GETしてしまうと、もう問答無用で吾郎の上をいくといっていい選手となります!
そして気になる2022年シーズンは、というと
さらにとんでもないことを成し遂げました。
ホームラン数こそ、昨シーズンには届きませんでしたが、投手としても打者としてもトッププレーヤーと言える数字を残し、何より投手として規定投球回数を突破、2桁勝利と2桁ホームラン数を軽く突破しています。
2桁勝利数とホームラン数はベーブルース以来であり、唯一無二の存在へとなりました。
これ以上成し遂げられることはないと思いますが、もしかしたらホームラン王かつ最多勝利などのタイトルも取ってしまうことになるのでは…
夢が広がります。
となると、打者に専念か投手に専念かと議論も多くされたこともありましたが、今はもはやどっちもトップオブトップです。二刀流のまま行くと、投手吾郎のような成績を残すことは難しいかもしれませんが、大谷選手には茂野吾郎吾郎の理想としていた、打って走って守れ、三振も取れる究極のプロ野球選手になってほしいと思います!
投手として、メジャーリーグでトップオブトップとなり、タイトルを複数獲得した茂野吾郎。
今シーズン昨シーズン圧巻の成績で、投手としても打者としても超一流と言われ、MVPも獲得した大谷翔平。
吾郎と翔平の夢はみんなの夢です!
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