今人気急上昇している!おすすめ漫画『チ。ー地球の運動についてー』。
漫画としては、やや堅い感じがする題名ですが、マンガ大賞2021で2位にランクインされたほどの人気漫画です。
人気の理由はどこにあるのでしょうか!あらすじについて、さらにおすすめポイントについて考察していきたいと思います!
第1話のあらすじについて
漫画『チ。ー地球の運動についてー』はビックコミックスピリッツにて2020年42・43合併号で連載開始されました。
舞台は15世紀前期、P王国某所。
C教徒の思想に反く、異端思想の研究を行う学者に対して、問答無用で拷問を行い、二度と研究をしないように強制する。それでもやめない学者はついには死刑とされる。
主人公はラファウという大学入学を控えた少年。大学に行くことも稀な時代に、年齢はまだ12歳という、まさに神童…。
しかし、学問の頂点は神学という時代。
人は神にはなれない。神のような存在だと言うことさえ許されない。
「合理的に生きる」が信条のラファウ。
心の中では非常に美しいと思える天文学だったが、世間や周りの声から、学ぶことは合理的ではないと気持ちを押し殺していく。
ある日、義父からのお願いで、異端児として捕らわれていた、義父の知り合いのフベルトを引き取ることに。
フベルトは元異端児で、改心されたと言われていたが、話すと改心された様子はなく、ラファウが趣味で書いていた天体観測記録に興味を示す。
それどころか、観測記録が素晴らしいものだと気づくと、ラファウを脅し、目が弱ってしまった自分の代わりに研究を続けるように指示する。
脅されたラファウは、フベルトについて不審に思うが、もっといい観測地があると言う言葉に動かされる。
実際に観測地に来てみると、今までよりも星々がよく見える場所で興奮し、観測に没頭していく。
この観測記録を使用する禁じられた研究とは何か。
その答えとして、宇宙はどういう形をしているか知ってるか?と問われ、ラファウは地球を中心として全ての天体が回っているという真理について話すも、
では、この真理は美しいか?
理屈を美しさで蔑ろにされる話で困惑するラファウ。
じゃあ今まさに宇宙を動いている動いているものはなんなんです?
地球だ。
地球ってそんなわ…え、…地球?
地球が動くという今までの前提を覆す話をされる。
美しさと理屈が落ち合う。
これが私の研究だ。そうだな、それを、
「地動説」とでも呼ぼうか。
第1話、完。
第1話までの考察!
天動説、地動説の話は学生時代に一度は習ったことがあるはず。それでも地球は動いているという言葉は有名です。
でも、その時代に人々がどのような考え方だったのか。その考え方を研究することすら非常に難しいようですが、これからどのような人がどのように研究していくのか。
元異端児のフベルトが、これからラファウにさらに影響を与えていくことは想像できます。
観測記録を続けることで、ラファウも地動説についての真理に近づいてくることでしょうね。
しかし、そのフベルトは、ラファウに天文学を学ぶことを反対していた義父の知り合いという…。
この関係性が、今後どのようになっていくのか。隠れて観測記録や研究を行なっていくことがずっとバレずにいけるわけもなく。
バレた時にラファウはどう行動するのか。禁じられた研究も、一回は改心すれば許されるとのことですが、フベルトは一度は捕まってるので、次にバレたら死刑となるはず。
今のところ、死を恐れるよりも研究が止まることの方が許せないようですので、
研究していることがバレた場合は、フベルトは何とかして研究を誰かに受け継ぐ、それがラファウ?なんでしょうか。
描写的にフベルトはラファウのことをすごく評価している感じですしね。
個人的には初めの方で拷問をしている男が、中々印象的であり(拷問しているからではなく)、研究がばれた時には主要な役目をして、なおかつラファウの今後を左右させていくはずです!
世界、チョレ〜!
という発言もあるように現代風の言葉も使用し、非常に読みやすいです。
魚豊さん作画ですが、天体を見るラファウの目は細かく描写しており、読者を惹きつける漫画となっております!
今後の展開が非常に楽しみです!
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